JINS MEME SDK チュートリアル (iOS版)

Revision

2016/12/16版

目次

  1. はじめに
  2. JINS MEME SDKのダウンロード
  3. アプリIDとアプリSecretの取得
  4. 開発環境の準備
  5. 新規プロジェクトの作成
  6. JINS MEME SDK iOS版のインポート
  7. サンプルアプリケーションを開く
  8. アプリIDとアプリSecretを設定する
  9. サンプルアプリケーションの実行
  10. アプリケーションの操作方法
  11. おわりに

1. はじめに

本ドキュメントは、「JINS MEME SDK iOS 版」(以降SDK) を利用して、開発環境の構築から実際にSDK 付属のサンプルアプリケーションを動かすまでの一連の作業を順を追って解説した、iOSアプリ開発未経験者を対象とした手引きとなります。 なお、本ドキュメントでは開発環境としてXcodeと実際のiOS 端末を利用した手法にて進めます。

本ドキュメント記載の手順に利用した環境

  • OS: Mac
  • iOS 端末 : iPhone(iOS 10.0)

2. JINS MEME SDK のダウンロード

SDK のダウンロード、SDK を利用するために必要な「アプリID」や「アプリSecret」といった情報の取得にJINS アカウントが必要となりますので、未作成の場合はあらかじめ作成をお願い致します。

  • WEBブラウザでJINS MEME Developerサイトにアクセスします。
  • トップメニュー右上の「SDKを入手」をクリックします。

screen shot

  • 右側の「iOS」をクリックしてから、画面上方中央にある「SDK のダウンロード」をクリックします。
  • ログイン画面が表示された場合は、「JINS アカウント」の情報を入力してログインします。

screen shot

  • ダウンロード画面が表示されるので、「ダウンロード」をクリックします。
  • SDKの利用契約を確認の上、チェックを入れてから「ダウンロード」をクリックするとファイルのダウンロードが開始されます。

screen shot

  • ダウンロード完了後、任意のフォルダ(ダウンロードファイル)に解凍しておきます。

3. アプリID とSecret の取得

  • WEBブラウザでJINS MEME Developerサイトにアクセスします。
  • 画面右上の「アプリを作成」をクリックします。 ※ 未ログイン状態の場合はログインを求められますので、JINS アカウントにてログインしてください。

screen shot

  • 作成するアプリの情報を入力する画面に還移しますので、必要情報を記載した後に「作成」をクリックします。ここで入力する情報は、作成予定のアプリと必ずしも一致させる必要はありません
  • 画面右側に「アプリ ID」と「アプリ Secret」が表示されます。 これらの情報は、SDK を利用するために後述する手段で入力が必要となります。必ず控えておいてください。

screen shot

4. 開発環境の準備

ここではiOS アプリの代表的な開発環境である「Xcode」を利用した手順をご説明します。

  • デスクトップの下にあるアイコンから「Launchpad」をクリックします。

screen shot

  • アイコンから「App Store」をクリックします。

screen shot

  • 右上の検索に「Xcode」を入力して検索してください。

screen shot

  • 「Xcode」の入手をクリックします。App をインストールしてください。

screen shot

  • 任意のApple ID を入力しサインインしてください。Apple ID がない方はApp Store の指示にしたがって作成してください。

screen shot

  • 「インストール中」から「開く」に変わったらインストールの完了です。

screen shot

5. 新規プロジェクトの作成

Xcode のセットアップが終了したら、新規プロジェクトを作成してみましょう。新規プロジェクトを作成するときiOSでは「Objective-C」と「Swift」の2種類を選ぶことができます。 今回は後ほどサンプルアプリケーションを使用することから「Objective-C」での新規プロジェクト作成をします。

  • 「Xcode」を立ち上げます。

screen shot

  • 「Xcode」を立ち上げたら「Create a new Xcode project」を選択します。

screen shot

  • どのタイプでプロジェクトを作成していくのか選択する画面がでてきます。iOSはもちろんwatchOS などもXcodeで作成できることがわかります。今回は「iOS」の「Single View Application」を選択し「Next」を選択します。

screen shot

  • 次にプロジェクト名などを設定する画面がでてきますので上から順に設定していきます。設定が完了したら「Next」を選択してください。
    • Project Name: 任意(Test で作成しています)
    • Team: None
    • Organization Name: 任意(プロジェクトを作成するチーム名)
    • Organization Identifier: 任意(com.jins-meme.xxx などドメインの逆を設定するのが一般的です)
    • Language: Objective-C
    • Devices: iPhone(iPad なども選択できます)

screen shot

  • 最後にプロジェクトファイルの保存場所を選択します。今回はわかりやすいようにデスクトップに保存します。「Create」を選択してプロジェクトの作成は完了です。

screen shot

6. JINS MEME SDK iOS 版のインポート

プロジェクトが作成できたらJINS MEME SDK のインポートし、xcode の設定を変更しプロジェクトにSDK を適応させます。

  • 任意のファイル(ダウンロードファイル)から「1.1.3」のファイルを開きます。
  • 「1.1.3」の「framework」ファイルを開きます。

screen shot

  • 「universal」ファイルを開きます。

screen shot

  • 「MEMELib.framework」を先ほど作成したプロジェクトに追加します。

screen shot

  • 「Copy items if needed」「Create groups」「Add to targets(Test)」にチェックを入れて「Finish」を選択します。プロジェクトにSDKが追加されてるのを確認してください。

screen shot

screen shot

  • SDK が追加されたらSDK を適応していくための設定を行います。 「Target(Test)」→「Capabilities」→「Background Modes」を「On」にしてください。

screen shot

  • 「Background Modes」の中の「Uses Bluetooth LE accessories」にチェックをいれてください。

screen shot

  • MEMELib.frameworkをEmbedded Binariesへドラッグしてください。

screen shot

  • Bitcodeに関するエラーが発生した場合、Build SettingsEnable BitcodeNo にします。

screen shot

7. サンプルアプリケーションを開く

JINS MEME SDK のインポート方法を理解したところで、次はアプリとJINS MEME を接続し、実際にJINS MEME からデータが送られて来ることを確認してみましょう。 まずJINS MEME と手早く接続できるSDK 付属のサンプルアプリケーションがありますのでそちらを使用します。

  • 任意のファイル(ダウンロードファイル)から「1.1.3」のファイルを開きます。
  • 「1.1.3」の「sample」ファイルを開きます。

screen shot

  • 「MEMELib_Realtime」ファイルを開きます。

screen shot

  • 「MEMELib_RealTime」を開きます。

screen shot

8. アプリ ID と Secret を設定する

JINS MEME SDK を利用するにあたり、 JINS MEME Developers サイトで取得した「アプリ ID」と「アプリ Secret」を設定する必要があります。 SDK 付属のサンプルアプリケーションであっても、SDK を利用する以上例外ではありませんので、事前に「3. アプリID とアプリSecretの取得」で取得しておいた情報を設定します。

  • 「Xcode」画面の左側上の「MEMELib RealTime」を選択しツリー状のビューを開きます。
  • ツリーを下記順に展開していきます。 「MEMELib RealTime」..「MEMELib_Sample」..「MMAppDelegate.m」

screen shot

  • 画面右側に「MMAppDelegate.m」に記載されている内容が表示されます。
  • 表示されたソースコードの19行目を「3. アプリID とアプリSecret の取得」で取得した内容で書き換えます。

screen shot

※ アプリ ID を「setAppClientID:@”” 」の@“”の中に、アプリID を「clientSecret:@””」 の@“”の中に、アプリSecret をそれぞれ書き換えます。

9. サンプルアプリケーションの実行

これまでの手順を滞りなく進んでこられた方は、SDK 付属のサンプルアプリケーションが実行可能な状態になっています。 ただし、最後に実機にアプリをインストールできるようにプロビジョニングの設定が必要です。既にプロビジョニングを作成したことがある人は、普段どおりにプロビジョニングの設定をしてください。本ドキュメントではプロビジョニングの設定をしたことがない人向けの手順を以下で説明しています。

  • iphone 端末とmac をUSB ケーブルで接続してください。※少し時間がかかることがあります。
  • シュミレーターを接続している端末に変更します。

screen shot

  • Xcode画面の左側上のプロジェクト」→「TARGETS」→「General」を選択します。 次に、Signing で「Automatically manages signing」にチェックをいれ、「Team」をNone から任意のものに変更します。

screen shot

  • 左上の再生ボタンをクリックします。

screen shot

  • インストールする実機を選択し、ビルドするとXcode 上でエラーができます

screen shot

  • エラーがでるものの、iphone 上ではビルドしたアプリが既にインストールされています。

screen shot

  • iphone 上にインストールされたアプリをタップすると以下のメッセージがでます。

screen shot

  • エラーを解消するために、プロファイルの許可をします。iphone の「設定」→「プロファイル」→「先ほど設定したTeamに紐づくアカウント」を選択します。

screen shot

  • プロファイルを許可するためにTeam を信頼します。「信頼」をすると先ほどのエラーはなくなり、アプリを起動できるようになります。

screen shot screen shot screen shot

※ bitcode によるエラーが出た場合 「Xcode 画面の左側上のプロジェクト」→「TARGETS」→「BuildSetting」→「検索にbitcode と記入」→「Enable Bitcode」を「NO」を選択します。

screen shot

10. アプリケーションの操作方法

SDK 付属のアプリケーションは、JINS MEME のリアルタイムモードで取得した各データ(数値)をリアルタイムに表示させるものです。 ※ JINS MEME のリアルモードで取得可能な項目については、本サイトナビゲーションから「データとイベント」を参照願います。

  • JINS MEME の右側テンプル側面にあるボタンを2秒長押しし、アドバタイジングモード(青点滅)にします。 ※ JINS MEME の操作詳細に関しては、製品に同梱されているマニュアルを参照願います。

ボタンを長押し

screen shot

  • iPhone 端末側で、右上の「Scan」をタップします。

screen shot

  • 画面に端末 ID のスキャン結果がリストアップされますので、接続するJINS MEME のID をタップします。 ※ 下の例では「BA5ACC19-3413-F7C5-5A95-82647673C88B」を選択。

screen shot

  • 画面が還移し、少し待つと JINS MEMEで取得されたデータが表示されます。 JINS MEME をかけて、頭を動かしたり、視線を移動させたり、まばたきした際に、実際にどのような値が取得できるか確認してみましょう。

screen shot

以上でJINS MEME SDK 付属のサンプルアプリケーションを動かすまでの一通りの手順が完了しました。

11. おわりに

本ドキュメントにてご紹介した手順は、あくまで SDK 付属のサンプルアプリケーションを動かすことに特化させた一例となりますので、実際のiPhone 向けアプリケーション開発とは異なる点もございます。 JINS MEME SDK やアプリケーション開発に興味をもたれた方は、是非ご自身にあった快適な環境を構築し、アプリケーション開発を楽しんでいただけますと幸いです。